2002年10月15日「風のささやき」
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彩(いろ)くばりのすすめ(1) 短期大学非常勤講師
ご自分の第一印象を今までに考えられた事がおありですか?
日本のような単一民族の国では自分の第一印象を考えたり知らな くても十分に幸せな生活が出来ました。そして会社名、学歴、家柄 等々にスポットライトを当てるこの国は個人の持つ印象は余り日常生活には関係の無い珍しい国でした。 しかしバブル崩壊後少しずつ日本も世界並?に変わってきているように思います。 あかりの見えない長い不景気、大企業の倒産等々この混沌とした時代こそ自分 の第一印象を真剣に考えなくてはならないように私は思います。 私は多民族国家のアメリカに20年以上暮らしておりました事は前号で述べましたがその体験から印象の良し悪しがその人の人生に大き な影響を与えているのだという事を学びました。素敵な印象、好印象 を他人に記憶していただく事は生活の基本である事、そして悪い印 象を与えた後それを拭い去るには相当なエネルギーがいる事も知り ました。 印象は一般にイメージと呼ばれております。あの人のイメージ、 会社の、喫茶店の、ブチィックのイメージ等々をあなたの頭の中では どのようにしてそのイメージを作っておられるのでしょうか?即座に 綺麗、汚い、好き、嫌い等々と自分の持つイメージが頭の中を駆け巡ると思いますが何を基準にして考えておられるのでしょうか? 私はそれは”色彩と形”で瞬時に構成されるものだと考えております。 自然界すべて(勿論人間も)はこの”色彩と形”で成りたっているのです。 自分の印象を見つけるにはまず自分の持っているこの”色彩と形”の分析からスタートです。自分の持つ色彩とは?形とは?を考えていき たいと思います。 |
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