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座禅の効用
=日常の生活や仕事の集中力を高める習慣作り=


著者:ギャラリー・ミューズ   
代表 鈴木 雅子   
2002年04月09日   

禅とは呼吸法です。私達は日常様々な想いやストレスを受け、心の中に溜め込んで います。
深い呼吸を一息々吐き切る事により、濁っている水が澄んでいく様に心が落ち着い てきます。
心が落ち着き脳波が安定してくると(アルファ波状態)本来の自分になれます。
日頃も止めていた仕事に対する答えやアイデアがポンと出てきたり、仏性力(こだ わらない、とらわれない、自他の区別をしない愛の心)が高められます。

座禅は悟りに至るためだけのものでなく、日常の仕事への集中力を高めたり、過去 を悔やんだり、まだこない未来に心を迷わせたりしない体質作りです
(今ここ目の前の事に100%集中する。食べること、遊ぶこともETC・・・)

座禅が良いと判っていても自転車に乗る時、乗る練習をした様に座らないと体質に なりません。
また人間はこうなりたい、こうしたいとイメージをすれば何でも出来る、無限の 可能性をもっているといわれます。
この眠っている潜在能力を引き出すには、アルファ波状態になる座禅瞑想が一番よい と言われています。

禅的体質作りは「自己をならふ」ことです。
仏道をならふといふは自己をならふなり。自己をならふといふは自己を忘るるなり。
自己を忘るるというふは万法に証せらるるなり。

注釈
《道元の正法眼蔵現成公案の一節です》
『仏道をならふといふは自己をならふなり。』
       仏道:悟りを得た人や偉大な人が歩んだ道
自己をならふなり:自分が何度も練習する

  『自己をならふといふは自己を忘るるなり。』
自己:我の部分(とらわれ、引っかかりのある)
忘るるなり:座禅で吐き切る、無になる

  『自己を忘るるというふは万法に証せらるるなり。』
自己を忘るる:我の自分がなくなる
        万法:あらゆる事
証せらるるなり:あらしめられる(すべてと一体となり成就していく)

☆鈴木 雅子さんについて----------------------------------------------☆
   ヨーガや道元禅に学び、誰でも出来る
   「こころとからだの健康づくり」を提唱している。
   坐・マインドフィットネス主宰
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