2002年09月10日「風のささやき」

こんにちは。編集部です。大阪もやっと秋らしくなってきました。
もうすぐ敬老の日。両親に何かプレゼントを。。。と思いましたが、まだまだ気が若いので嫌がるでしょう。

今日は、
短期大学非常勤講師の山田せつ子さんより投稿いただきました。海外生活が長い山田さんならではでの視点で書いて頂いています。
皆さんも、掲示板で、メールで投稿お待ちしています。→メールはこちらから info@g-kaze.com

老いの産声

短期大学非常勤講師
山田せつ子さん 

"老いの産声"という言葉を新聞で見つけ私は嬉しくなりました。
"産声"という言葉の響きには明るい未来を感じられるからです。
イラスト、オンラインでご覧下さい 日本国も老人の人格がクローズアップされ始めたのでしょうか。

 私は外国生活が長かったもので外からの日本を眺める事が出来ました。
一番不思議に感じておりましたのは多くの書類に日本では年齢欄があるという事です。
 アメリカではどのような書類にも20歳以上は書かなくてもいいのです。20歳以上は 皆同じ、年齢で差別はしないという事でしょうか? 外国の中でも特にアメリカは差別に非常に敏感な国ですから性別、年齢、国籍、学歴 等々は殆ど明記しなくてもいいのです。いい事だと思います。 

私は体力、知力は年齢差 よりもむしろ個人差ではと何時も考えております。 多くの日本人のお年寄りは恥ずかしげ に「もう歳ですから・・・」 「歳は忘れました!」という言葉をよく口に致します。 世界でも珍しいでしょう。 
 自分の歳を忘れるほどボケない事そして年齢に振り回される事 なくただの記号に過ぎない年齢を考えないで生きる事を私は勧めます。

  加齢により増えていく経験は私の宝物です。私の自慢の一つです。経験、体験の豊富さは若い人達には決して負けないでしょう。
自分の年齢に遠慮せず誇りをもって胸を張って堂々と生きたいものだと願っております。
日本の多くの書類にも早く年齢欄が消える事を夢見ております。
何時の事になるでしょうか???待っております。よろしく!
山田せつ子さんより・・・・
アメリカ生活の長かった私は日本の”気くばり”が余り役立たないのを 体験、国際的に通用する”気くばり”は”色彩”ではと、ヒラメキ ました。
オリジナルの装い、色彩でのコミュニケーション等々”彩くばり”と名の サロンに夢中になっております。
この言葉が大好きです。  
                
彩(いろ)くばりサロン主宰          
神戸松蔭女子学院短期大学非常勤講師

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