新たな出会いを求めて
2001年10月16日
 もどる


 人生にはさまざまな出会いがあります。心に強く残る出会い。一生に一度きりの出会い。茶道にいう一期一会。新たな自分との出会い。・・・・・・ いずれにしても共通していることは、その出会いによって、自分の心がよりよく変化するということです。
 日常生活のなかの色々な場面で、数多くの人々との出会いがありますが、こちらに必然がなければ、それは、縁につながらないし、単に出会っただけに終わってしまいます。
  あるとき、ふと出会う人。何故ここであの人に会ったのかと、考えてしまうような不思議な経験をしたことがしばしばあります。 『袖すりあうも他生の縁』とか『見るも因縁、聞くも因縁』といわれるように、大切なメッセージが送られているのかも知れません。この世のなかには、偶然はないのであってすべて必然。起こるべくして起こり、なるべくしてなるようになる。必要なときに、必要な人に出会う。しかも、遅からず早からず。自分の心のありようや、成長にしたがって色々な場面を用意して見せていただける。
 『心そこに存らざれば、存れども見えず。聞けども聞こえず』ということがあります。せっかくいただいたチャンスをものにするために、心して感性を磨きたいものだと思っています。
 出会いを素晴らしいものにするためには、待っているだけでなく、自ら求めていく『求道の心』がなければならないものだと言えるのではないでしょうか。

 西 弘二郎さん
 もどる