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隠居の十ヶ条
-社会と時間の束縛から解放された自由人-

著者:生活デザイン研究所長
隠居研究会主宰 太田空真様

2002年03月26日
 
1)隠居はいい加減(いい湯加減)を知る人である
  隠居はいい加減(いい湯加減)を知る達人である。そのバランスを楽しみ人生を謳歌する。

2)隠居は時間使いのプロフェッショナルである
  隠居は自分時間の使い手である。自分時間は多くの知恵を育てる。

3)隠居は人欲を忘れてはならない
  隠居は人のつながりを大切にする人欲の達人である。

4)隠居は知識と知恵の違いを知る
  知識があっても知恵のでない隠居はエセ隠居である。知恵のある隠居は
  知識使いの達人である。

5)隠居は要請されれば知恵を貸す
  社会に口出ししない隠居も、要請されれば知恵を貸す。

6)隠居は散り際をわきまえる
  死を考えることは生きることより難しい。隠居は人生の幕引きの達人である。

7)隠居は豊かさを醸しだす
  カネ社会から離脱した隠居は、自文化の豊かさを醸しだす。

8)隠居は隠居名で活躍する
  隠居は連(コミュニティ、ネットワーク)を形成し、社会から離脱した隠居名で活躍
  する。

9)隠居は金儲けの社会から離脱した人である
  無益な欲望をすて、悠々とした人生を送るのが隠居である。

10)番外隠居は「そこそこ隠居」を楽しむ
  社会的責任があり完全な隠居になれない自由人も「そこそこ隠居」を楽しめる。

☆太田空真さんの著書----------------------------------------------------------☆
  『人生最高のラブレター』(清流出版)
  『由緒正しい、好い加減な食卓』(毎日新聞社)
  『「好い加減」な人生入門』(河出書房新社)
  『「ご隠居」という生き方』(飛鳥出版)
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                   (エッセイ、川柳、コラムなど)
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