2002年05月07日 「健康のまま老いる」
小池さん顔写真

     健康のまま老いる

2002年5月7日
文:生活習慣病予防指導士
小池 喜四雄

「すこやかに 老いよと●は 無責任」
昨年十二月の朝日新聞に、この「クイズ・虫食い川柳」が掲載されました。さて、皆さんは●のなかにどの字を当てはめたら最適と思われますか?
 「国」「法」「官」「環境」「本」などの字を当てはめた人は、国や社会の仕組みそして情報に不満を持っているかもしれません。「皆」「他人」の字を入れた人は、人間不信におちいっている人かもしれません。家族関係に不満がある人は「嫁」「姑」「夫」「妻」「子」などの内から一字を選択するかもしれません。
人生に絶望している人は「神」「仏」という字を選択するかもしれません。病気を抱えている人は「医師」と入れるかも知れません。
 老後の生き方や生活習慣病予防の立場から見ると、どの字が当てはめられるかということは、極めて興味深いものがあります。その人の人生観あるいは物事への取り組み方を知る手がかりになるからです。
(ちなみに、川柳作者の意図した字は本です)

写真:大阪城でお花見 中央が小池さん
私たちが毎日そして老後も健康に過ごしていくためには、日々の生活パターンとリズムが重要な意味を持ってきます。人間として親や祖先から受け継ぐ先天的なものは三分の一、残りの三分の二はその後の生活の中で形作られていくものといわれています。
生活習慣病を予防していくには、日常の「息・食・動・想・環境」などの生活習慣を他人任せにせず、"自己の責任"のもとで進めていかざるを得ないのではないでしょうか。
では、どういう呼吸・食事・運動・スピリチュアル・環境が、生活習慣病予防にとって望ましいのか、ご一緒に考えてみませんか。
今後、シリーズで「息・食・動・想・環境」の順で見て行きましょう。



小池喜四雄さんとは?:大手電機メーカーを退職後、第二の人生を有意義に生きるためにあらゆる角度から考えておられます。
 生活習慣病予防指導士、シニアライフアドバイザー、太極拳準師範、として活躍しておられます。また、健康のために自ら有機野菜を栽培され、風の会ホームページでも取り上げさせていただいてます。 編集後記 :小池さんの健康シリーズを随時連載していきます。

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