2002年06月11日 「風のささやき」

縁のつながり =交流会=

2002年6月11日
風の会 河本雪夫
人の縁というものは、年を重ねるごとに不思議というひと言でかたづかない何かがあるように思われます。
交流会に参加さしてもらうと、思いがけない人に出会うことがよくあります。
人との出会いは、もう一人の自分との出会いでもあるように思います。

先日も大阪情勢判断学会の小旅行に参加しました。
その中にwさんも一緒でした 。
これまでも彼とはその会では親しく会話をして、経歴なども知っているつもりでした。
その彼から自分が編集した自家製の小冊子を頂きました。
そのときはカバンに入れて持ち帰り、何気なく読み進むうちに涙を抑えることができませんでした。

この本は癌で亡くされた奥様の短歌の仲間の人たちから寄せられた文章と短歌、 それと奥様の短歌を中心にして、それまで交流のあった人から寄せられた言葉で編集されたものだったのですが、 その行間にある奥様の優しさと、w氏の人間性の深さに感動しました。
これだけの経験をし、しかも周りの人にそれを感じささない強さ、優しさ. 私は見ているようで、見えていないのだなーということと、 そして自分では気づかない素晴しい縁の中に生かされているのだということを気づかされました。

風の会を運営するに当たり随分多くの人の支援と情報提供に助けられて今日に至りましたが、 その人たちのことをどれだけ知って交流させてもらっていたのか心もとない限りです。
マンネリになって大切なものを見落としていたのではないかと考えさせられています。

最愛の人が佇むおぼろ月

コスモスに何か言いたい野の仏

アルバムの笑顔が悲しい一周忌

*** 雪男 ***


編集後記 : ご意見ご感想をお待ちしてます →こちらから