二十年程昔から、大阪辯大好き人間の市民活動で、"なにわことば"の勉強会を続けている。
たったの200人弱の人員ではあるが、この土地で使われる「方言」の量が年々減って来ている事実は、否めない。
又、他の土地の方言も、同じような傾向にあるのは、聞き及ぶところである。
「訛」は、国の手形とも言われながら社会生活の上で、ツイ共通語に変わって行くのは、それ程に我が国の通
信や交通手段などが、早くそして狭くなって来たからであろう。
大阪辯を例にとると、基本的に四通り(摂津辯・河内辯・和泉辯・難波辯?)ある中の難波辯?(旧大阪市内区域)もご多聞に洩れずそんな運命にある。しかし、得体の知れない共通
語(標準語?)の会話は「よそいき」「きれいごと」の枠からは出ず、所詮公式の場で挨拶用語の程度かも。
人々はその共通語で「タテマエ」を語り方言で「ホンネ」を伝えるという事になるのではないか。
大阪の人間は、恐れず正々堂々と、大阪辯で喋ればよい。
それが結局、大阪独自のものを皆で盛り上げる事になり、大阪辯の値打ちを上げることになる。
ホンマモンの大阪文化を、みんなで育てヨヤ、オマヘンカ。
※註記 下線の"大阪"が5ヶ所あります。この地名を、全国各地の"地名"に置き換えれば、ご当地の訛(方言)のことを指すのではございませんかイな
※なにわことばのつどいのホームページ
編集後記:
風の会のあるのは、大阪の真ん中、京橋。
もちろん、スタッフも大阪辯バリバリでしゃべってます。
いや〜方言っていいですね。
風の会の代表の河本は実は広島出身。でも普段は大阪辯。
あれ?もしかしてうちらスタッフに気を遣ってる???
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